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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.13

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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.13

               くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン

あなたは「山口市中心市街地」と聞くと何を思い浮かべますか?
山口七夕ちょうちん祭や山口祇園祭、県内で数少ない百貨店がある、アーケードのある商店街・・・色々な印象があると思います。
この「くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン」では、ちょっと気になるお店やイベントの情報、街を歩いてみないと気付かないようなディープな路地裏にもスポットを当てて、(編集者独自の目線で)紹介していきます。
このマガジンを読んで、気になるもの・場所を見つけたら、ぜひ山口市中心市街地へお出かけしてみてください!

秋です。アートにJAZZに珈琲にワインにグルメ。
毎週カオスに楽しめちゃう、これぞ商店街の魅力です。

まだまだ熱暑のなごりが強い!秋の入り口9月。
しかし元気な山口市中心商店街、9月は「イベント月間」‼

毎週楽しいイベントが開催され、イベント参加で旅行券が当たるスタンプラリーに参加されたみなさんもたくさんおられました。今回は、イベントの中でフレッシュな魅力いっぱいだった「山口学生芸術祭」と、街中にウキウキワクワクがあふれた「ブギウギ音食遊歩」をご紹介します。
ぜひ来年は、あなたも一緒に、アートとブギウギ、街を遊ぼう!

「山口学生芸術祭 学生アート作品展示販売 未ダ 見ヌ 世カイ #2」
2024.9.14〜16 /山口氏中心商店街どうもん広場
リアルな作品、ダイレクトな声。
人との交流が街の愛をはぐくみます。

秋と言えば芸術祭。写真・絵画、手芸など、日頃からクリエイティヴ作品を制作する山口大学・山口県立大学・宇部フロンティア大学の有志のみなさんが連携し「街中オープンエアgallery」を開催しました。作品の展示と販売を通じて、一般市民と楽しい交流が生まれた3日間となりました。

「昨年の第1回(コトサイトで展示)や、山口井筒屋ファサード前でのチャレンジショップでの経験で、『この作品好きだなあ』『販売したらいいのに』など、色々な意見を伺うことができました。そこで、今回はもっと多くの方に見ていただきたいとオープンエアでの開催にしました」大野智裕さん(山口大学工学部感性デザイン学科大学院2年)はスタッフ代表のひとり。自信の絵画作品出展と共に、今回、「カラバコ」という展示パネルによる「空間デザイン」視点を取り入れました。

「カラバコは、自分たちでつくった木製の可動式パネルです。木目の見えるナチュラルな素材感は、一気に生命感のある空間を生みだします。単に作品が並ぶのではなく、作品の『力』が感じられるようになります。見せ方=魅せ方を工夫したことで、来られた方がより楽しんでいただけるようになったと思います」

商店街を通る一般のみなさんの反応はいかがでしたか?

「多くの方が何だろう?と足をとめてみてくださって、作品を通じて話をすることができました。ダイレクトに感想を聞けたり、自分の想いを伝えたり。見る人の素直な感想をリアルにいただけるって嬉しい、と実感しています」

もう一つのチャレンジは「販売」。自分の作品に値段をつけて、見た人が気に入ったら購入できる、これも大きな1歩だったとか。「自分の想いを込めた作品が買ってもらえる嬉しさ! 自分の作品に価値があると実感できる体験で、自信になりました」

工藤那月さん(山口県立大学文化創造学科4年)は、写真を展示すると共に、フライヤーやSNS等でのデザイン、展示参加者との連携を担当。「今回は大学の壁を越えて地域の学生としてひとつにつながり、幅が広がりました。山口で色々な活動をしている学生が、より多く幅広く人に観てもらえるチャンスにチャレンジする、そんな動きが広がればいいなと思います」

山本夏海さん(山口大学工学部感性デザイン学科4年)は、写真作品展示と共にスタッフ代表のひとりとして、「シビルプライド」視点で企画を手がけました。「自分の街を誇れるか?愛着はあるか?密接な体験があったか?…それがないと、若い人は外に出てしまう。シビルプライドをしっかり育むのは『人と人とのふれあい・感動・成功体験』です。自分のアートで、人と交流し、販売などで成功体験する。街の人は、アートが生まれる街を好きになる。この小さな積み重ねを継続することが、この街を育てる種になると思っています」

西山大地さん(山口大学工学部感性デザイン学科4年)はポップなイラストアート作品で参加。九州出身で大学入学から山口に来たからこそ、『見えるモノがある』といいます。
「山口には何もない? 全く違います! この時代だから、山口だから、の地域の味があるんです。山口市中心商店街も、道が広くゆったりのんびりした感じ、暖かく声をかける優しい人たち、応援してくれる大人、が息づいています。だから、今私は九州に帰らずに山口でがんばってみたいな、と思っています。来年は、道行く人とライブペインティングで共同制作体験も考えています」

山口学生芸術祭
2024/9/14-16
11:00〜17:00(最終日は16:00まで)
会場:山口市中心商店街 どうもん広場
Instagram  @students_art_fes_

Yamaguchi JAZZ Promenade
ブギウギ 音食遊歩
2024.9.29 11:00〜17:30

初秋の商店街、すみからすみまで
「音楽」と「食」と「アート」を満喫しちゃう
ゴージャス、カオス&スペシャル=!

秋の日の輝くSundayお昼前の11時。なんだかいつもよりたくさんの人がウキウキと街中に集まっています。山口井筒屋プロムナードでは、JAZZの伸びやかなLIVEが始まりました。
これから、地元のJAZZMANやBIG BAND、福岡の女性ジャズボーカルなど、つぎつぎと心地良い音楽が商店街に満ちあふれます。

ストリートバルではたくさんのキッチンカーとオシャレな出店テント。カレーやワインにクラフトビール、ジビエや中華のたまらない香りに行列が。

クラフトビールやワイン片手にウキウキ歩く人、デッキチェアでのんびり楽しむ人、風に乗って思い思いにゴキゲンな街歩きスタート!

山口市商店街は7つのエリア商店街がつながる「長い」ことが特徴です。そのエリアの雰囲気を活かした4つの会場を、回遊して楽しむこの企画。
今日は長い商店街をすみからすみまでゆっくりと歩いて味わって、馴染んでもらおうという狙いです。

商店街中央あたり、みずほ銀行前では、ストリートアートでキッズアートワークショップ。アーティストYANGYANGさんとcandelaさんと一緒に、自由にカラフルに絵を描いて、みんなで集まってひとつのアートに。そのあとはお二人のライブペインティングで、ハッピーな時間をPOPなアートにしてくださいました。

どうもん広場会場は、コーヒーマルシェにストリートDJブース!
個性的なコーヒーショップにキッチンカーが、路地にギュッと集まるこのエリア。「どの美味しいコーヒーとスイーツにしよう?!迷いに迷う!」贅沢さです。普段行ったことないお店との出逢いも、ワクワクします。煉瓦とグリーンに包まれ、DJプレイで流れる心地良いフリーソウルミュージック。コーヒーの香りと相まって、ほっと心いやされます。おいしすぎる…。

お昼が終わって、本日のスペシャルゲストが登場するのは井筒屋前のストリートステージに登場するのは…

あの『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之さん&スクリーントーンズJr.!
ドラマの音楽制作のために久住さんを中心として集まったミュージシャンチームで、『孤独のグルメ』全シーズンの音楽を演奏制作されている方々です。
オシャレなシャツに、優しい柔らかい笑顔で登場された久住さんは、「クスッと笑える」チョイ脱力感あるあのドラマそのもの。
ユーモアと温かみのあるお馴染みのナンバーが次々と演奏されて、たくさんのお客さんも大拍手、笑顔が広がります。
なんだか、この山口市中心商店街に、ぴったりのシアワセ感。この街があって、よかった…。

POPな「ブギウギ」Tシャツで当日を迎えたイベント企画運営代表の徂徠孝文(waRmth)さんに、イベントへの想いを伺いました。

「山口市は全国でも比較的元気な地域商店街です。しかしやはり、どんどん新しい顧客を呼び込まないと、街は活性化しません。そこで2年くらい前から子育てファミリーを中心にみんなが楽しめるイベントの企画を始めました。最初の案はJAZZイベントだったんです。でもちょっと敷居が高いかなと。もっと30代40代のファミリーにも子どもにも楽しんでもらいたい。

この商店街って、カオスのような(笑) 味がいいんじゃないかと思うんですよ。いろんな店があってそれが面白い、だから、誰もが来やすい、そんな良さ。
それって、音楽のブギウギ、みんなが踊りたくなるような感じだな、と、このネーミングになりました。
今回は、出店メンバーも今まであまりなじみのなかったお店が参加することになりました。これもとても刺激になり、繋がりができたことが良かったです。
今回大成功で、絶対、自分たちのポテンシャルは高いんだなって確信しました。
次回は、長い商店街ですが空きスペースがないほどイベントと出店が埋まって、もっとにぎやかにしたいですね(笑)」

期待とワクワクが止まりません!

ブギウギ
音食遊歩
2024/9/29(日)
11:00−19:00
詳細はこちら