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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.10

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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.10

あなたは「山口市中心市街地」と聞くと何を思い浮かべますか?
山口七夕ちょうちん祭や山口祇園祭、県内で数少ない百貨店がある、アーケードのある商店街・・・色々な印象があると思います。
この「くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン」では、ちょっと気になるお店やイベントの情報、街を歩いてみないと気付かないようなディープな路地裏にもスポットを当てて、(編集者独自の目線で)紹介していきます。
このマガジンを読んで、気になるもの・場所を見つけたら、ぜひ山口市中心市街地へお出かけしてみてください!

コロガルあそびのひゃっかてん
2023夏・冬バージョンは IT ・AIのシカケもワクワク 街とこどものコラボレーション、パワーアップ!

こどもは生命力と創造性のかたまり。その無限の力を育てるのが、「遊び場」。YCAM開発プロジェクト「こどもたちが遊びを通じて自ら考え創造するための環境としてデザインされた『コロガル公園シリーズ』」。この最新版が「コロガルあそびのひゃっかてん」として、2023年夏(7月8日~9月10日)冬(11月11日~2024年1月14日)、山口井筒屋山口店2階で開催されています。

「前回2022年秋冬の開催は大反響で、熱烈なリクエストが多く期間延長をしました。それなら2023年はさらにバージョンアップして期間も長く、たくさんのお子さんやご家族に何度も楽しんでいただけるようにと工夫しました」。

地域おこし協力隊として山口市中心商店街の活性化に取り組む山根由紀子さんは、プロジェクトパートナーとして運営をしています。

「コロナ対策や安全対策をふまえて、定員15人、1枠20分での利用です。現在利用者は平均して1日200人くらい。土日にはもっと多くの入場者があっていつもにぎやかです。ここは楽しい、何度も行きたい、というご家族が増えて、山口市中心商店街の活性化に大きくつながっています」

2023アップデートバージョンは
光やITの仕掛けもあり。
こどもはそこから遊びを
クリエイトする

波のようなスロープと高低差、隠れ部屋からは商店街のとおりが見下ろせちゃう。走って飛んで転がって、カラダをのびのびと動かす開放感と自由度が、身体感覚を取り戻して「新しい遊び」をみつけていく力になる。
「ここでは決まった遊び方がありません。だから、子供たちが自分で、大人が想像していなかったような遊びをみつけていくんですよ」

鈴木康義さんも「コロガルあそびのひゃっかてんプロジェクトパートナー」としてこどもたちの遊びを見守るメンバーです。
「今回は、前回のスロープに加えて様々なIT技術や光・音などの仕掛けがあります。LEDが光る通路、風が吹き出すボタン、動く姿を解析するモニタリングセンサー…。たとえば「人がいます」というコンピューター解析のモニター画面表示が、「さかなのマネ」をすると「さかながいます」と変わります。それを子供たちにちょっと紹介するだけで、みんなで真似をしたりそこから新しい遊びが生まれたりするんです」

光や音、風、そしてIT。すべてを楽しい環境として使いこなし、新たなワクワクを生みだす、これが次の時代の「創造性」。いつもの公園とは違ったこのシカケと環境、見守り知識や技術をサポートするスタッフ、これこそが「コロガル」のクリエイティヴ・ワールドです。
「決まった遊び方がないコロガルで見つけた遊び方と同じように、日常生活の中でも、工夫したり、見方を変えたりすると意外と面白いことができるので、自分で面白いもの、楽しい遊びをどんな場所でも生み出すことができるようになってくれたらいいなと思っています」(鈴木康義さん)

年上キッズは小さい子をサポートする「こどもスタッフ」。
街の人たちともふれあって
コロガルからストリートへ活動は広がる

天井高の関係で、利用は小学校2年生以下に設定されています。では大きなお兄ちゃんお姉ちゃんたちは入れないの?実は小学校3年生以上のみなさんは「こどもスタッフ」として参加することもOKです。小さなお子さんたちの面倒を見たり、リーダーとなって遊びを率先したり。取材時は「シール屋さん」の屋台のオープン準備で大忙しでした。

 自分のお店は、みんなのあこがれ。この度、新たに導入したこども屋台2台は、いつでも「夢のお店屋さん」に変身します。

「こどもスタッフのみんなは、誰かを助ける・誰かのために働くことで『お礼を言われる』といううれしい体験を重ねます。先日、商店街のイベントで広場にこども屋台をオープンしたところ、様々な世代の人との楽しい交流の場になりました。ゆくゆくは発展形として、この山口市中心商店街にある歴史や人の温かさを子供たちと共に育んでいきたいですね」(鈴木康義さん)

8月26日には「子どもあそびばミーティング」が開催されます。これは、利用しているこどもたちとスタッフとのディスカッションイベントです。
遊び方やアイディアや感想等の生の声を集めて、良いアイディアは今後取り上げて実装していこうという企画。次はどんな遊びができるかな? 
アートでつなぐ「創造と交流がある街」「安心して何度も来たくなる街」の核として成長していくプロジェクト。
これからも、楽しみがノンストップな「コロガルあそびのひゃっかてん」です。

山口市中心商店街☆注目のニューフェイス New Openの気になるお店に行ってみた!

新店舗がぞくぞくとオープンしている山口市中心商店街。
どのショップも、ひと味違う、
個性とチャレンジ魂のあるフレッシュなショップです。

今回のご紹介は、ボードゲームグラブ&声優教室の「ALSPIEL(アルシュピール)」さんとミリタリーショップ「NOA」さん。一歩入れば、めくるめくディープな世界にドキドキワクワクする2店です。

ALSPIEL(アルシュピール)
1200種以上ある世界のボードゲームをどっぷり楽しむ。
本格的声優レッスンを
がっちり受ける。
オーナーの培った本物世界を、
山口で体験できる!

「時間料金制でボードゲームを楽しむクラブ」と「声優レッスン教室」の2枚看板を掲げる「ALSPIEL」さん。いったいどうして?といういきさつはこのあとご紹介するとして、まずはそれぞれのご紹介から。

ボードゲームクラブは、オーナー・結城俊和さんが10年以上かけて収集した世界中のボードゲームがずらりと並び、どれでも好きなゲームで遊べるというサロンです。初心者でもベテランオーナーが親切丁寧に教えてくださるので安心。お友達と一緒でもよし、人気の「人狼ゲーム」「マーダーミステリー」などは、ひとりでも参加できる定期イベントを開催しているので、ボードゲーム仲間の輪が広がりそうです。

ボードゲームやカードゲーム専用のテーブル、洋館の個室をイメージした別室などもあり、美しいゲームをプレイすると世界観にハマって雰囲気盛り上りそう。「ボードゲームはドイツが本場。毎年、エッセン市で世界最大級のボードゲーム展示会が開催されます。世界中から新作や話題作の発表が行われ、最優秀ゲームが表彰されます。アカデミー賞とコミケが一緒になったような、ボードゲーム界での一大イベントです。
ドイツでのボードゲームは、みんな普通に『ちょっと時間があるからゲームしようか』『ご飯終わったら家族でゲームしようか』と、日常でいつもとなりにある『時間を愉しむもの』。日本でもそんなふうに楽しめたら良いなと思っています」

「声優教室」は、腹式呼吸・発声・滑舌等の基礎的なスキルから、声優・役者としての表現力を鍛える実践的な技術まで、レベルに応じてしっかりと学べ、最終的にプロダクションに所属できるレベルの声優スキルの習得を目指す教室です。
レッスン室にはアフレコに必要な映像や録音機材も揃っており、大人数の専門学校ではできないきめ細やかな指導が強み。
生徒さんは現在10名程度。声優を目指す中学生からシニアで声の仕事をしたい人や現役ラジオパーソナリティなど、様々な方がレッスンを受けています。

東京で活躍した声優のスキルと
ボードゲームで人の輪ができる楽しさを故郷山口に広げたい。
だから
「ALの
遊び演じる(Spiel)場
=ALSPIEL」

さてこの不思議な2枚看板のお店が生まれた誕生秘話は…
「東京でプロの声優として作品に出演し、マンツーマンレッスンの声優講師もしていました。ところがコロナ禍などの環境変化で、その後の展開を考えつつ山口に里帰りして商店街を歩いていていると、きれいな空き店舗が目に留まって。『そういえば山口にはボードゲームサロンがないな。ここでできないかな』と思いついたのがきっかけです。私がボードゲームにハマったのは、東京でふらっと入ったボードゲームサロンがとても楽しかったから。年齢も職業も多種多様な人が、ゲームを通じて仲間になれる。そして損得無しに、ゲームで笑ったり悔しがったりする。こういう世界、素敵だなと思いませんか?」

「そして、ボードゲームのサロンと同じ場所で、自分が長年培ってきた声優スキルを活かして教室を開こう、とまたひらめきました(笑)。声優という仕事を応援してくれた祖母にも応えたい。両方とも山口にはなく、私の世界を活かすことができますし、それで、学生時代大好きだったこの商店街が元気になる力になればいいなと考えたんです」
店名の『ALSPIEL』は、オーナーのハンドルネーム「AL」と、ドイツ語の「遊ぶ・演じる」の「Spiel」を合体させた造語だそう。
「声優として演じ、ボードゲームで遊ぶ、この言葉は自分にぴったりなんです」

『月刊少年サンデー』(小学館)で連載していたボードゲーム漫画『放課後さいころ倶楽部』の作者・中道裕大さんとは東京時代の仲間。店内には作品を紹介・キャラクター色紙が並ぶコーナも。実は「ALSPIEL」のマスコットキャラクターは、中道さんに依頼して制作してもらったとか!

人は「遊びやせんとや生まれけむ」(『梁塵秘抄』)。演じる、遊ぶ、は人をイキイキさせるエネルギー。新しい自分や仲間に出会えるサロンになりそうです。

山口県山口市道場門前1−3−5オメガビル2F
【ボードゲーム倶楽部】13:00〜23:00 水曜定休
【声優教室】土曜・日曜(10:00~12:00)・水曜(19:00~21:00)
https://alspiel.com/boardgame/

ミリタリーショップNOA
本物の「耐久性」「安全性」「強度」で命を守るミリタリーグッズの魅力。

オシャレ可愛いデザインTとのコラボがたまりません。

ながらのミリタリーファンのみならず、今やキャンプなどのアウトドアユースとして、またストリート系ファッションの投入アイテムとしても抜群の存在感を放つ軍用品。
2023年3月21日にオープンした「NOA」さんは、中でもお洒落度の高いフランス軍・イタリア軍・スイス軍、などのユーロ系を中心に米軍や韓国軍用品もまじえて、デッドストック・ユーズド品を独自のルートで仕入れ販売しているショップ。また、そのテイストとセンスをベースに、オリジナルのオーダーワッペンやTシャツの制作もしています。

「ほぼカーキ色の店内なんですけど(笑)でも、宝探ししてもらう感じで見ていただければ楽しいですよ。このジャージトップスはイタリア軍のものです。国旗の三色ラインがオシャレでしょう?! さすがイタリアです」とご紹介してくださったのは、ショップ代表の穴井星花さん。 「ユーロ系はやはりどこかオシャレ。店頭にあるフランス軍のジャンプスーツ(フライト用)も、ジッパーの入り具合など、ブランドアイテムといってもおかしくないくらいの完成度。その他軍用ショルダーバッグなどは女性人気が高いですね。可愛くてスパイシーなアイテムです」

 店内にはもう一人、優しさと鍛えられたオーラをまとう男性が。軍品担当・穴井恭洋さん。星花さんのお父様です。

「今年の1月まで、陸上自衛隊のレンジャー隊に所属していました。定年退職し、デザインや経理の勉強をした娘と一緒にこのショップを立ち上げました。長年培った軍隊の知識や人脈を活かして、軍用品の仕入れ等を担当しています」

  人間の極限を知るほどの鍛錬で心身を強靱にし、高所や災害など危険な現場で窮地をきりぬけてきた年月。だからこそ、サバイバル知識や軍用品の見極めなど「本物」を見極める目は尋常ではありません!

「ワッペン一つでも、いいかげんな仕事や作業のものは許されません。私たちは自衛隊のオーダーワッペンなども発注をうけていますが、本物として信頼されるのは、父の経験からくる目があるからだと思います」(穴井星花さん) 

 軍品のほかに気になるのは、福岡でイラストやデザインを学んだ星花さんオリジナルデザインTシャツ。クスッと笑えるイラストが絶妙で心が和みます。

「ショップ立ち上げにあたっては、実は祖母が以前この商店街で呉服店を営んでいました。『お店を出すなら山口市中心商店街がいいよ。周りの人が みんないい人で、本当に良い街だから』と祖母の強い推薦がありました(笑)。私も小さな頃からよく遊んでいた商店街ですから、もちろんここで、と決めたんです」

 本当に強い人間は、本当の優しさを持つ。穴井恭洋さんはとってもキュートでお茶目。クールカッコイイ星花さんとは最強の楽しい父娘コンビ。コワモテの店頭ファザードですが、ふらっと入ると、あたたかく優しく楽しい世界です。

「ぜひ気軽に遊びにきてください。そして、面白いものを見つけて『自分だけの装備品』にしてくださいね」(穴井星花さん)

「これらの軍用品が本来の目的で使われないで、みんなでファッションとして楽しめる、そんな世界になるのがいいと思いますね」(穴井恭洋さん)

 山口市中市町6-18
TEL 050-8887-2388
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜
Instagram(@number_ace_noa)