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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.3

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くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン Vol.3

あなたは「山口市中心市街地」と聞くと何を思い浮かべますか?
山口七夕ちょうちん祭や山口祇園祭、県内で数少ない百貨店がある、アーケードのある商店街・・・色々な印象があると思います。
この「くる~ニャッ!やまぐちWEBマガジン」では、ちょっと気になるお店やイベントの情報、街を歩いてみないと気付かないようなディープな路地裏にもスポットを当てて、(編集者独自の目線で)紹介していきます。
このマガジンを読んで、気になるもの・場所を見つけたら、ぜひ山口市中心市街地へお出かけしてみてください!

青空ひろがる、ディープな「はしっこエリア」
山口市大市商店街

山口市ならではのおもしろスポットや楽しみ方をご紹介する「くる〜ニャッ!やまぐちWEBマガジン」。
第3号は東の端、大市エリアの「ディープな個性」が光るお店をご紹介します。

7つの商店街がつながっている細長い山口市中心商店街のなかで今回の「大市商店街」はその一番東側、中市商店街まであったアーケードがなくなり、ぱ〜っと頭上に青空が広がる、その「はしっこエリア」です。
竪小路や大殿などの歴史的地区に近く、街道沿いには古い商店が並んでいました。バブル景気の頃には「パチンコ屋さんもあり人通りは凄いものでした」(東天閣・川端兆盛さん)という顔もありました。
現在は、ちょっと違う顔。静かな空気の中にも「こだわりのお店」「懐かしのお店」を目指して来られるディープファン御用達の、静かにアツイ個性派エリアになっています。
今回はそんな大市エリアの歴史と今を代表する4件をご紹介しましょう。
(マスクなしの写真は撮影用にお願いしました。各店とも感染対策は完備しています。)

山口のソウルフード、昔ながらの本格豚骨ラーメン
「江戸金」

大市といえば江戸金。創業50年以上にわたり「子供の頃からこの味で育った」「豚骨の匂いにひかれて入った時からやみつき」というコアなファンを今でも増殖させている銘店です。江戸金という質屋さんが久留米〜宇部ラーメン原点のお店『つばめ』で修行をして、山口の駅通りに開店したのが創業、大市に移転して20年になりました。創業時の豚骨スープのとり方などは手間がかかってとても濃い、そのレシピを大切に守っています。「今では『久留米のラーメン店よりも江戸金さんの方が昔ながらの久留米ラーメンの味』とお客さまから言われるくらい」と三代目店長の田中孝広さん。匂いは独特ながらコクと後味すっきり感のバランス、中太麵との絡みも絶妙。確かに「ツバメが巣に帰るようにかえって食べたくなる」わけですね。「常連さんやファンのみなさんに辞めたら怒られるので(笑)次の世代に渡せるようにがんばります」(田中さん)

陳健民直伝の正統派中華、みごとな野菜彫刻にこどもたちも大喜び
「東天閣」

創業1964年、初代が「日本における四川料理の父」陳健民氏のもとで修行ののち山口で開店した正統派の本格四川中華料理店。現在も当時のレシピをほとんど変えず、本物を味わえるお店として愛され続けています。
「山口を離れてからもわざわざ足を運んでくださるお客さまも多いですね。うれしかった思い出は…お子さまが多いパーティーでポケモンなどの人気キャラクターの『野菜彫刻』をサプライズでつくってさし上げたとき、子供たちがもう大喜びで大歓声。厨房までその声が聞こえてきたんです! お客さまに喜んでいただけるのは何よりもの喜びです」(オーナーシェフ・川端兆盛さん)

毎日の気軽なランチから家族パーティー・大宴会まで、お料理だけではなく心に残る時間と思い出も、作ってくださっている老舗です。
パソコンソフト作成や栄養計算ソフト、メニューやHP作成、そしてシェフとして野菜彫刻も独学で身につけたという川端さんがこの店舗を育てて30年。
2階3階には大広間や個室が完備されています。
人気は本格麻婆豆腐と青椒肉絲、酢豚、水餃子もファンが多いそうです。
http://www.1010kaku.com

チーズケーキの種類と味の別格カフェ。深煎り珈琲で濃い時間を Café L’ancre

派手な宣伝も看板もないのに、チーズケーキとガトーショコラ好きのオトナ派の熱い支持を集める。シックで落ち着きのあるカフェです。
「チーズケーキがメディアで取り上げられるとそればかりが注目されてしまって。チーズケーキ専門店でもないし、ケーキ屋さんでなくてカフェなんですけどね!」とオーナーシェフの大林陽さん。それはCafé L’ancreさんのチーズケーキがまず、他とは別格だから。

国産チーズ、国産バターだけを使い、つなぎは使わない。しかも常時6〜8種がショーケースに並ぶ。10種類以上のレシピから時には季節限定のフルーツを使ったチーズケーキも登場する。こんなにチーズケーキにこだわったカフェ、なかなかありません。「でも、ガトーショコラも根強い人気。こちらはフランス産のチョコレートだけを使いチョコ配分も他ではないくらい多いからね」(大林さん)つまり…どれもみんなガツンとボディの効いたコクたっぷり。そのスイーツを、オーナーが県内の名焙煎屋さんからセレクトした深煎りコーヒーとともに。これが豊潤で深いCafé L’ancreワールドです。
「もちろんこの時期ですからテイクアウトも人気。でもはやくお店で美味しい珈琲と共にゆっくり楽しんでいただきたいですね。お待ちしています」
https://www.instagram.com/cafelancre/?hl=ja

のんびり空気のこの街で、「料理としてのハンバーガー」を味わって
ONIBUS BURGER

ラストは2018年からスタートしたONIBUS BURGERさん。休日には行列が途絶えない大人気のお店です。
ハンバーガーが大好きで2018年からオーナーシェフとなった冨村修一さんのコンセプトは「料理としてのハンバーガー」。ファストフードで簡単にお腹を満たすのではない、「美味しさの感動」をハンバーガーに込めています。材料は牛肉100%、丁寧に店内で手ごねをし、注文を受けてから焼き上げます。パンは契約のパン屋さんと研究し独自の調合で焼き上げてジューシーな肉の旨味とベストマッチの相棒。野菜は八百屋さんから新鮮野菜を直接仕入れ。これらの食材があつまって「オムニバス」作品のように一つのハンバーガーという作品になる。これがオニバスバーガーの目指す姿。

「私自身山口で育ち街の商店街は小さいころから大好きでした。ここ大市はアーケードから一歩外れているので帰っちゃう人もいますが、実はのんびりと空の下、静かな普通の生活感があって。このユルイのんびりした感じ、とても好きなんです。だからたくさんの人に来て欲しいけど、この大市のほっこりする空気感も大切にして、ゆったりと本当のハンバーガーの美味しさを味わってもらいたいなと思っています」
https://www.onibus-burger.com

カステラも、ちくわも、はしっこにはぎゅっと味が詰まって特別にオイシイ…と思いませんか? 「はしっこエリア」のディープで旨味たっぷりお店の数々、ゆっくりのんびり楽しんでみてくださいね。


あたらしい世界が広がる、新しいお店

山口市ならではのおもしろスポットや楽しみ方をご紹介する「くる〜ニャッ!やまぐちWEBマガジン」。 今回は中心市街地で新しくオープンした2店をご紹介します。 もしかしたら「新しい世界」にあなたを招く扉かもしれません! (マスクなしの写真は撮影用にお願いしました。各店とも感染対策は完備しています。)

「痛くない」「低価格」「気軽」、大都市で話題のセルフ脱毛サロン
SELFMADE (セルフ脱毛サロン)


脱毛の世界は「痛い」「高い」「心配」だから、困った女性が高級サロンでお手入れするもの…という従来のイメージはもう終わりです。今、都市部で話題の「セルフ脱毛サロン」が中心市街地の入口にオープンしました。SELFMADEは脱毛美肌の世界をぐっと身近にハードルを下げてくれるサロンです。秘密は、最新機器によって可能になった「刺激が弱く安全で痛みがない」「簡単操作でセルフ脱毛」。簡単な操作方法を最初に動画でレクチャーしてもらって、あとは個室でゆっくりと自分の思い通りに脱毛施術ができます。

セルフで「自分の気になるところ」だけを重点的に「好きなだけ」施術できることによって、一定時間での照射発数を多くすることができます。ということは時間あたりの施術効果が高い! コスパも高い!
もう一つ今までと違うのは、友だちやパートナーと2人ひと組でブースには入れること。仲良しやカップルでお互いに気になるところや届きにくいところをヘルプし合ってケアできる。それでも一人と同じ価格だから、2人でシェアすればリーズナブル。なんだかとても楽しそう。
女性どうし、男女カップルでのほかに男性2人組の利用も多いとか
もちろん、女性スタッフも常駐していますので、困ったことや聞きたいことがあればいつでもご相談できます。
今や老若男女問わず「身だしなみ」としてケアする脱毛の世界。この山口駅通りにオープンしたのは「みなさんに愛されている街並みで、大きなガラスの窓でのディスプレイが生きると思いました」(代表・清水むつきさん) これでますます、山口市の女性男性みんな、つるピカ肌で美しくなるかも。

山口市道場門前1-3-1吾妻屋ビル1F
https://self-made.jp

小さな命が美しく優しくきらめく「メダカの世界」へようこそ
メダカ専門店「めだか屋ごっこ」

童謡でも歌われるくらい「日本の原風景」にある身近な存在の「メダカ」。そのメダカが、今、観賞用として全国的に大ブームとなっているのはご存じですか? 2021年5月、山口市中心市街地にもついに「メダカ専門店」がオープンし、山口県のメダカ愛好家のみなさんからも大注目されています。

店内は小さな水槽が50以上ならび、様々な種類のメダカが光るように泳いでいます。スタンダードな種から、青いもの赤いもの、背中がきらきら光って色も独特なもの…小さな個体ですが様々な個性が有、美しい名前がつけられています。メダカにこんなにたくさんの種類があったのかと驚きますがなんと今では推測で1000種ぐらいの種が生まれているそうです。

メダカがなぜ今、熱いのか。「小さくて水槽で飼いやすい、適温範囲の広さ、繁殖しやすい強さが、入門しやすい要素だと思います。そして飼って眺めていると日本的な自然さと素朴さに、とても心和み癒されます。和風の謙虚さや穏やかさが、何か忘れていた懐かしさと美しさを教えてくれる、これがメダカ沼ではないでしょうか」(店長・佐久間正之さん)

メダカ愛好歴2年のお客さまにメダカの魅力をうかがいました。「メダカはほんとにかわいいんです。大きく育つとそれもうれしいし、繁殖して新しい子どもが生まれるとどんな子かしらとワクワクします。今は次々と新しい模様のメダカが生まれますけど、それでもぜったい、うちの子が一番カワイイ!と思っています」

店長の佐久間さんは製薬会社のMRという世界からこの「メダカの世界」に飛び込んだ起業家です。「転職するに当たって何をしようかキャリアプランを模索していました。その時に友人にメダカの世界を教えてもらったのです。すぐに夢中になって、『そうだ、仕事でメダカの世界の素晴らしさを知らない方にも紹介しよう!』と決断しました。

前職が生命に近い分野の仕事でしたので、『命との出会いと別れ』をとても大切なものと考えています。小さなメダカが、命の美しさと大切さをそっと教えてくれるように思います。私は5年前に山口に引っ越してきたのですが、山口の子供たちや大人のみなさんにもメダカの素晴らしさをお伝えすることで、ご恩返しができるのではないかと思っています」
お店は遠方から来店するマニアの方もいれば、ふらっと入ってメダカの世界を知る方も。初心者キットや丁寧なガイダンスポップで入門するもよし、店長さんとの熱いメダカトークで盛り上がるも良し。街中で小さなメダカとあたたかい心に出会える素敵なお店、になりそうです。

山口市道場門前2-1-7

https://www.instagram.com/gokko_medakaya/